Working Mother Myun's Diary
ほんとうの わたしが ここにいる
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もうすぐ、ホタルの季節ですね

私が産まれ育った家は、見渡す限り、関東平野の田んぼに囲まれた・・・
野中の一軒家です。
そんな実家近辺では、毎年昭和の日(4月29日)頃になると、田んぼに水を張り、田植えが始まります。
すると、田んぼに水が張られた、その晩から、
げこげこげこげこげこげこげこげこ・・・・・という、
カエルの大合唱が始まります

昨日まで、あんなにひび割れていた田んぼの、いったいどこに?
そんなにたくさんのカエルが、隠れていたの~~??
と感心するほど・・・・・ 一斉に、鳴き始めます。
(みんな土中深くに隠れてるのでしょうね~)
それからは毎晩・・・・・ものすごい大合唱が続きます☆





☆ このカエルの大合唱は、私が子どもの頃から今も変わらない・・・・・
数少ない、夏の風物詩の一つです。
聴き慣れない人には、耐え難い騒音と思いますが(笑)
聴き慣れた人には、心懐かしくなる、素晴らしき、子守歌なのです
それから、私が子どもの頃は、毎年夏になると・・・・・
目の前の田んぼが、ホタルでいっぱい
になりました。 カエルの大合唱
と、ホタルの光
そして網戸には、カミキリ虫やクワガタ虫・・・・・時々カブト虫も、飛んできました。
私はこのホタルには、とても忘れ難い、懐かしい想い出があり・・・・・
今日はそのお話など、書かせて頂きたいと思います。
古来日本には、畳と布団という、素晴らしい文化がありますね。
幼いお子さんの居るご家庭では、今も御家族で、「布団に川の字」に眠る習慣が残って居るのでは・・・と思います
(我が家も、数年前までは、そうでした・笑)
私が子どもの頃は、私の実家でも・・・・・もれなく8畳の部屋に布団を敷きつめ、家族全員で眠る習慣でした。
今と違うのは、当時は夏になると・・・・・その布団の上に、『蚊帳(かや)』 というものを、吊るした事でしょうか。
蚊帳
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9A%8A%E5%B8%B3
蚊帳(かや)とは、蚊などの害虫から身を守り、安眠するための道具です。
エアコンや扇風機等の空調設備が整い、窓を開け放し眠る機会が減り、
殺虫剤や防虫剤など普及するに従い、その姿を消しつつありますが、
近年エコロジーの観点から、見直されつつあるようです。
ある夏の日の夕方、当時5歳だった私と、8歳の兄と2人で・・・・・虫かごの中に、山ほどたくさんのホタルを、捕まえてきました。
そして夜眠る時、そのホタルをぜんぶ・・・・・蚊帳の中に放ったのです

兄と私は、蚊帳の中で、その幻想的な光を見つめながら・・・・・
(当時1歳だった弟も、不思議そうに見ていたような記憶があります。)
色々な話をしながら、仲良く並んで眠りについた想い出は・・・・・
一生の宝物です。
しかしこの蚊帳ホタルは、両親にはすこぶる不評で・・・・・
母からは、「朝、蚊帳を畳む時、ホタルを逃がすのが、ものすごく大変だった。」と小言を言われ、
父からは、「もともと寿命の短いホタルの寿命を、さらに縮めてしまうし、繁殖に影響するといけないから、たびたびはしないように。」と、釘を刺されてしまいました。
ですから、蚊帳ホタルは、その後もう二度と、しませんでしたが・・・・・
あの夜の光景は、今も胸に焼き付いています
それから、その年の夏の終わり頃・・・・・父の父(私の祖父)が、病気で入院しました。
私の祖父母は、4人のうち3人が、私が誕生する前に、既にこの世を去っていて・・・・・
私にとっては、たった一人だけ・・・・・この世で出逢えた、大切な、大好きなおじいちゃんでした。
その大好きなおじいちゃんが、手術して入院していると聞いた兄と私は・・・・・
今度は水槽型の虫かごの中に、田んぼの土と水と稲を入れて、ミニ田んぼをつくり、
その中に、また山ほどたくさんのホタルを捕まえて
夕方おじいちゃんの病室に、母と一緒に、お見舞いに行きました。
消毒と、薬の臭いが充満した、病室のベッドの上で・・・・・
虫かごの中で光る、たくさんのホタルを見たおじいちゃんは、とても喜び・・・・・
私と兄の頭を、何回も何回も、撫ぜてくれたように、記憶しています。
そしてその年の冬・・・・・大好きだったおじいちゃんは、天国に旅立ってしまいました。
柩の中に眠るおじいちゃんの、顔のすぐそばに、白くて大きな菊の花を入れてあげた時・・・・・
消毒臭い病室の中で、ホタルを見て嬉しそうに目を細めた、おじいちゃんの笑顔を想い出しました。
そして、お葬式が終わったあと・・・・・私と2人きりの時、父がぽつりと
「お父さん、お母さんもお父さんも、とうとういなくなっちゃった・・・・・ひとりきりになっちゃって、かなしいなあ。」と言ったのを聞いて
「あたしはずっとお父さんのそばにいるよ!だからだいじょうぶ・・・・・おとうさんは、ひとりなんかじゃないよ!!」と
心の中でそう叫び、父に抱きついて泣いた事を・・・・・昨日の事のように、憶えています。
私は夏になると、このホタルの想い出話を・・・・・2人の子ども達に、よく話して聴かせます。
「あなた達にも、漆黒の田んぼの中で、うつくしく輝くホタルの光を・・・・・いつかきっと、見せてあげたいな。」
「生涯に一度は・・・・・蚊帳ホタルも、悪くないよね??(笑) 」
「満天の星空に、ホタルの光を探して・・・・・いつ家族で、山奥にキャンプに行きたいね
」 そんな夢を話すと、子ども達は、とても喜びながら・・・「でもどうしてホタルがいなくなってしまったの?」と、尋ねてきます。
そんな時私は、<用水路の整備>と<農薬散布>が始まってから、地元のホタルが居なくなってしまった事・・・・・ その事実を、率直に話します。
子ども達から、「用水路の整備って、なに? 農薬散布って、なに?」と聞かれれば・・・・・さらに話が広がります。
次回は、この用水路の整備と、農薬散布の想い出について、書かせて頂きたいと思います。
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