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2012-06-30 15:15 | カテゴリ:地球環境・自然
ジャンル:日記 テーマ:いま想うこと

ホタルの想い出の、続きです。

私が生まれ育った土地では、夏になると・・・・・
田んぼいっぱいに、ホタルが飛び交いました。

しかし、そのホタル達は・・・・・ある事をきっかけに激減してしまいました。

そのある事とは、子ども心に・・・・・
【用水路の設備】だったと、私は思っています。

そして激減したホタルを、さらに<絶滅>に追い込んだのは・・・・・
【空中農薬散布】でした。

現在もカエルだけは、変わりなく鳴き続ける田んぼですが・・・・・
ホタルは、全く居なくなってしまいました。

ホタルが居なくなると同時に、ミツバチもいなくなり・・・・・
大好きだったレンゲ畑も、<消滅>してしまいました。



E.レ~1 
大好きだった、レンゲ畑

レンゲの花に囲まれて、アリやミツバチやバッタなど、
虫たちの様子を見ているだけで、
一日中飽きずに過ごせた、大好きな遊び場でした・・・・・



レンゲ~1 
ミツバチの足には、まるまるとした、花粉だんごがついています ♪

ミツバチたちが、蜜を集めたり、
花粉を集めたりしている様子を見るのが、大好きでした。
 この画像をみているだけで、
脳裏にレンゲ畑の香りが、蘇えります・・・・・





d0cbe8d2.jpg 
そして、昔の用水路とは、こんな感じでしたよね・・・・・
いわゆる「用水路」ではなく・・・・・
たくさんの生命にあふれ輝く 『小川』 でした



♪ 春の小川は さらさらゆくよ
岸のすみれや れんげの花に
すがたやさしく 色うつくしく
咲いてゐるねと ささやきながら♪

 



CIMG9945.jpg  
 しかし、生命の輝きにあふれていた、美しかった春の小川は・・・・・
【用水路の整備】 とゆう国策・事業の元
コンクリートで蓋をされた、【暗渠(あんきょ)】 と化してしまいました


この画像は、私の実家のすぐ近くの暗渠・・・・・
かつて私が心から愛していた小川の、変わり果てた姿です




私と夫の共通の、亡き親友は・・・・
この『春の小川』=暗渠(あんきょ)の探究に、生涯の後半の、多くの時間を費やしていました。

闘病しながらも、春の小川の探求に情熱を傾け・・・・・
そして今年亡くなった、愛すべき親友については・・・・・
今は想いがあふれ過ぎて・・・・・
なかなか文章にまとめる事が、出来ません。

この件については・・・・・
もう少し時間をかけてから、その想いを書かせて頂きたいと思っています。



***************************************************************



人の手で造られた後、大自然と一体になり、
生命の多様性にあふれた、春の小川の神秘の輝きの記憶と・・・・・
ホタルが激減した元凶と思われる、
この春の小川の【用水路化整備】 の記憶は・・・・・

私にとっては、とても忘れがたい記憶であり・・・・・
子ども達にも、当時の様子を、たびたび話しています。




私:「お母さんの実家のすぐ近くに、田んぼの脇に歩道のある道があるでしょう? あなた達が、歩道の縁石を、いつもぴょんぴょん飛んで歩いた・・・・・あの道よ。(上記の画像)」

息子・娘:「うん!縁石の間をぴょんぴょん飛んで、お散歩したよねえ~☆ 
(娘はまだやってるけど・笑)」

私:「今はコンクリートで塞がれている、あの歩道だけどね・・・・・
昔は、小さな川だったの。
そしてそれを、用水路といってね・・・・・
田んぼの稲を育てる水源を確保するための、小川だったのよ。
そして、田んぼの近くに、小川(用水路)があるのは、決して偶然じゃなくてね・・・・・ 

昔々の人達・・・・・トラクターもダンプもない時代の人々がね・・・・・
田んぼで稲を育てるため、それはそれは大変な苦労をして鍬をふるい、一生懸命土を掘って・・・・・・・
遠くの大きな川から、小川をひいてくるための、「治水工事」を行い・・・・・
たくさんの用水路を造って下さったのよ。

田んぼの近くには、そうゆう用水路があるから・・・・・
真夏に雨の降らない日が続いても、田んぼは干上がらず・・・・・
毎年美味しいお米が、収穫出来るのよ。」

息子・娘:「へ~~~~そうなんだア。」

私:「日頃、当たり前に食べさせていただいてる、『ご飯』だけどね・・・・・
そのお米を育てる「田んぼ」に、命の水を与えるため・・・・・
その昔、命懸けで治水工事に当たって下さった・・・・・
名もなき、たくさんの方々が、いらしたのよ。

そして、この国に、稲作を伝え続けて下さった、やはり名もなき、たくさんのお百姓さん方がいてね・・・・・
お米をつくるため、田んぼを守るため、その人生のすべてをかけて、どれほどの苦労をして下さったのか・・・・・
『ご飯』とゆう食べ物が、本当に、どれほどたくさんの人々の、『努力の結晶』 であるのか・・・・・
現代に生きる私たちは、決してそれを忘れず・・・・・
毎日ありがたく感謝しながら、食べさせていただこうね。」

息子:「そうか~~。 ご飯て、本当に、ありがたい食べ物なんだねえ

娘:「あたし、ごはん だいすき~~

私:「 ありがたいのは、ご飯だけじゃなくてね・・・・・
どんな食べ物だって、食べ物をつくるための環境を整えてくれる人、育てる人、収穫する人・・・・・
そして流通して調理加工して販売してくれる人など・・・・
数えきれないほどたくさんの人々のたはらきがってあって、はじめてあなた達の口に入るのよ・・・・ ・
だからどんな食べ物も、感謝していただかなくちゃいけないよね。」

「そして何より、すべての食べ物をはぐくみ、人間に与えてくれるのは・・・・・
この地球の大自然だよね。
だから私たち人間は、地球と自然を、もっともっと大切にしなくちゃいけないよね・・・・・

地球を壊すような戦争や、環境汚染は・・・・・絶対してはいけないし。
そして人類一人一人みんなが、出来るだけ一生懸命、地球環境を大切にする生活をするべきだし・・・・・
今後の科学や企業と、全ての産業に従事する人々は・・・・・地球環境を改善する為の発明と働きに、全力を傾けなくていけないよね。」

息子:「ぼくは将来、地球環境を守る発明をする、科学者になるよ

娘:「あたしは、いっしょうけんめいはたらく人みんながえがおになる、 おいしいスイーツをつくる、パティシエになる~ 


私:「ふたりとも、将来が楽しみね・・・・・
お母さん、あなたたちには、世の為・人の為・社会の為にはたらいて、たくさんの人に愛される・・・・・ 幸せな人に、なって欲しいの。
そのためには、将来あなたたちが、自分の好きな仕事が出来るよう・・・・・
今から 勉強も運動も遊びも一生懸命がんばって・・・・・
そしてたくさんの経験を通して、人や地球の痛みがわかる人間になれるよう・・・・・努力しようね。」

息子:「うん。わかってるよ」 

娘:「はあい

私:「お母さんは、いつでもあなた達のこと・・・・・
ずっとずっと、応援しているからね 」




私:「それから、今はコンクリートで塞がれ、歩道になってしまった「道(=上記画像)」だけれど・・・・・
 あの下にはね・・・・・今も用水路が、流れているはずなの。
そしてその用水路はね、お母さんが子供の頃には・・・・・
たくさんの生物が住んでいた、それはそれは素適な、『小川』だったのよ。

息子・娘:「へえ~~、あの歩道の下は、川だったんだ!? 
その川には、ザリガニとか、住んでいたの??」


ザリガニは、今もこの辺りの用水路でも、比較的たくさんみかける事が出来ます。 そこで、私と子ども達は毎年、割りばしとタコ糸と網と「さきいか」を持って・・・・・ ザリガニ釣りに出かけます(笑) 
釣ったザリガニは、観察して撮影した後、すぐ用水路に返しています。
それにしても・・・・・コンクリートで蓋をされてしまった用水路たちが、今どうなっているのか、気になります。


私:「うん、もちろんザリガニもいたよ・・・・・
でも昔の用水路は、今の用水路のように、コンクリートに囲まれてなくて・・・・・
土に囲まれた、本当の小川でね。シロツメクサやタンポポ、オオイヌノフグリやカラスエンドウやアザミなど・・・・・
いつも、四季折々の花や植物に囲まれていたの。

息子・娘:「タンポポは知ってるけど・・・・・あとは知らないなぁ。」

私:「シロツメクサは、三葉とか四葉の、クローバーの花の事だよ(笑)
オオイヌノフグリは、お母さんの実家のそばに、今も咲いてるよ。
ほら・・・・・こうゆう花だよ。」 



IMG_2320.jpg 
オオイヌノフグリと、つくし



息子:「あっ!つくしだ!!」

娘:「このお花、みたことある~~」

私:「ね。見たことあるでしょう・・・・・昔の人はね、こうして生えてる、つくしやタンポポやヨモギを、食べたんだって。」

息子:「えっ? その辺に生えてるやつ??」

私:「そう。その辺に生えてるやつ(笑)
昔は車も走ってなくて、空気もきれいで・・・・・
その辺に生えてる草花や、川の魚やタニシなんかを普通に食べたのよ。
お母さんも、土手に生えてたヨモギでヨモギ団子つくって食べたり、田んぼで捕まえたイナゴを、佃煮にして食べたりしたよ。」

娘:「イナゴって・・・・・バッタ!?」

私:「うん。」

娘:「バッタ食べるの!? おえ~~~」

私:「食料の少ない昔の人には、イナゴは貴重な、タンパク質やカルシウムの元だったんだよ(笑) 」

息子:「へえ~~~。なんかすごいなあ。」

私:「そしてこれが、カラスエンドウね。」



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本物のエンドウマメそっくりの花




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カラスエンドウの実
これはかなり大物。マッチ棒1本くらいの大きさがありそうです。




娘:「カラスエンドウって、食べられるの!?」

私:「う~ん、お母さんは、食べたことないなあ~~。 
おままごとでは、いっぱいお料理したけど(笑)
そうそう、おままごとといえば、やっぱり 『へびいちご』 よ! 
・・・・ほらこれね ♪ 」




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ヘビイチゴの実



娘:「あ! これ、学校の街探検の授業で見た! 
鴨川の土手に、たくさん生えてたよ~~」

私:「本当? こんど見に行こう 
それからこれが、タンポポとアザミね。 
お母さん、アザミの花も好きなのよ。」




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私:「お母さんがこどもの頃は、インターネットなんかなくて・・・・・
何でも本物か、図鑑か百科事典でしか見られなかったの。
こうして家にいながら、なんでも簡単に見られるのは良いことなんだけど・・・・・
肝心の本物が年々減ってしまっては、元も子もないわね。
こうゆう野の花が、いつまでも咲き続ける・・・・・
そんな自然を、みんなで守っていかなきゃね。」

息子:「それで、川の中には、何がいたの??」

私:「川の中には、メダカやフナやどじょうやナマズとか・・・・・
それはたくさんの生き物たちがいたのよ。
そして時には、大きな鯉や雷魚なんかが居てね・・・・・
カワヒラメとかヌマガレイとか言われる気持ち悪い魚や、カワウナギとかタウナギと呼ばれる、超レアな生き物なんかもいたわね(笑)

息子:「ええーーー!? 見せて見せて~~」

私:「ああ、居た居た。 はい、ヌマガレイ。」



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息子:「うおおお~~~! 本当にカレイみたいだあ~~!!
こんなのが、その辺の川にいたの?」

私:「めったに見ない、レア魚だけどね・・・・・
お母さんも、初めて川で見た時は、超ビックリしたよ(笑) 」

「それからこれが、タウナギね。捕まえてる鳥さんは、アオサギだよ・・・・・
これからタウナギ、食べるのかな?」



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私:「タウナギも大物になるとね、アオダイショウっていう、ヘビくらいの大きさになってね・・・・・ カワヘビとも呼ばれていたなあ。
それが川の中をす~いすい泳いでく姿は・・・・
それはそれは、不気味だったよ(笑) 

お母さんのじいじは、今もどこかのお店で不味いウナギが出てくると・・・・
「なんだこりゃ、川ヘビか!?」って言うのよ(笑)  
昔はタウナギもドジョウもメダカも、貴重な食料だったのね。」

息子・娘:「へえ~~~  昔の人は、なんでも食べたんだねえ。」

私:「お母さんは子どもの頃、この川や原っぱが遊び場所でね・・・・・
いつも虫取り網とバケツを抱えて、お兄ちゃんと一緒に、川で色んな生き物を捕まえては、観察して遊んでいたの。
川遊びは、本当に面白かったなあ・・・・・
いつかあなた達を、ホタルがいっぱい住んでいる、田舎の川に連れて行って・・・・・一緒に川遊びがしたいわ。」

息子:「ぼく、川遊び大好き!!
ウナギの掴み取りも大好きだから、タウナギも捕まえてみたいよ!!
それから、キャンプで川魚の掴み取りは色々したけど・・・
雷魚とかヌマガレイとかは、見たことないや。
ホタルの群れも、見たことないから・・・・・
そうゆう所に行って、アブに刺されてもいいから、テントで寝てみたいよ!」

娘:「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


息子は男子なので、ごく幼い頃から、キャンプや雪山に連れだし、非常にワイルドな経験を積ませてきたのですが・・・・・娘には、ほとんどワイルドな経験をさせた事がないので・・・・・非常に警戒している様子です(苦笑)
でも実際に川遊びをさせたら、意外とその面白さにハマるかも・・・・・何事も、経験経験☆と思っていたら・・・・・
娘が急に、こんな事を言い出しました。



娘:「あのね・・・・・わたし、ヘビも虫も、バッタも嫌い。
でもありんこ(蟻)は、大好き。
なんでかっていうと、ずっと前、お母さんのじいじがね・・・・・
私がありんこに囲まれて、怖くて踏みつぶそうとしていたら・・・・ 

『RUNEちゃん、ありんこさんを踏みつぶさないであげて。ありんこさんにだって、お父さんとお母さんがいるんだよ。そして、ほらごらん・・・・・ありんこさんは、自分の妹や弟たちのために、一生懸命食べ物を、巣に運んでいるところなんだよ・・・・・ありんこさんだって一生懸命生きてるのに、理由もなく踏みつぶしてしまったら、可哀想だよ』って教えてくれたの。
だからわたし、それからありんこさんは、大好きになったんだ

私:「そうね。じいじがそうやって、優しく教えてくれたわね・・・・・
でもね、RUNE。家族がいて、一生懸命生きてるのは、ありんこさんだけじゃないのよ・・・・・
ヘビもバッタも、どんな生き物だって・・・・・
みいんな、お父さんとお母さんがいたから、生まれてきたの。

RUNEはこの間、『犬や猫の命もおんなじだよ』って、とっても素適な事を話してくれたよね・・・・・
気味の悪いヘビや虫だって、みんなおんなじ、小さな命なんだよ・・・・・
だから好きになれとは言わないけれど・・・・・
せめて嫌わないであげて欲しいな。
みんな、一生懸命生きている、おんなじ命なのだから。」

娘:「・・・・・・・・・・・・・・・」

返事はありませんでしたが(苦笑) 
娘の心には・・・・・きっと何かが、届いたと思っています





私:「それから、田んぼもお母さんの貴重な遊び場所でね(笑)
田んぼには、タニシがいたり、おたまじゃくしがいたり・・・・・
ゲンゴロウやアメンボとか、いろんな生き物がいたんだけど・・・・
・時にはナマズやフナのような、大きな魚が居てね。

どうして田んぼに、そんな大きな魚がいるのか? 不思議で不思議で仕方なくて・・・・
・じいじに聞いてみたら、たぶん用水路から来るのだろうと言われて・・・・・
お兄ちゃんと2人でね、用水路の水が田んぼに噴き出してるところを、
じ~~~っと、何時間も何時間も、観察していたの。

そうしたら本当にね、大きなフナが、「ピューー!!」と、
田んぼに噴き出してきた瞬間を見られてね・・・・・
その姿がとっても可笑しくて可笑しくて・・・・・
お兄ちゃんとふたり、田んぼのあぜ道を、笑い転げてしまったなあ。

タウナギもきっと、川から田んぼにやってくるんだろうね。」



CIMG9942.jpg 
私がこどもの頃とは、随分形態が、変化してしまっていますが・・・・・
私の実家のすぐ前の田んぼで見られる、
田んぼに用水路の水を引き込むための、水栓です。
そして今は田んぼんに水がなく、干上がっていますが・・・・・
これには理由があります。





CIMG9952.jpg 
干上がりひび割れた田んぼ




稲の苗が育ってきた梅雨の前頃、一度こうして、田んぼを干上がらせます。
すると稲は、大地に強く、根を張ろうとするそうです。
頃合いを見計らい、再び用水路の水で田んぼを満たし、梅雨を迎えます。

真夏の間も、この工程を何度か繰り返す、手間暇をかけることによって
稲はより強固に、大地に根を、張り広げるそうです。
すると台風の季節を迎える頃には、強風にも簡単には倒れない・・・・・
強靭な根を持つ稲を、育てる事が出来るそうです。

台風が先か、収穫が先か・・・・・
すべては天候次第ですから、毎年大きな問題です。
時には大型台風の直撃で・・・・・
収穫直前の稲が、全て倒れてしまう悲劇も起こるそうです。
ですから、田んぼの水抜きなども、
少しでも多くの稲を活かしたい、お百姓さん達が・・・・・
長い経験の中から編み出した・・・・・
素晴らしき 『先人の智慧』 なのだと思います。



私はこうゆう事を、すべて両親から教わりました。
野の花も名前も、川や野原に生きる、たくさんの生物たちの名前も
そんな小さな生き物たちにも、
両親がいて、家族がいて、生活があって・・・・・
みんな、一生懸命、生きている事も

両親は私に、ほんとうにたくさんの、
自然の知識や、先人達の智慧を、伝えてくれました。
今も両親と一緒に居ると、教えられることばかりです。
ですから私にとって、両親と過ごす時間は、
本当に宝物のような、永遠の瞬間であり・・・・・
本当に大切にしたい・・・・・神様からの、プレゼントです。

両親が私に伝えてくれた、たくさんの、自然の知識や、先人達の智慧・・・・・
それらを我が子に伝え、未来に繋いでゆく事は・・・・・
私の義務であり、大きな喜びであり、
私がこの世に生まれた意味、生きている証・・・・・とも言えます。

これからも、我が子だけではなく、未来を担う多くの子ども達に、
先人の智慧や叡智を伝え
自然に対する畏怖と感謝と、小さな命を愛する心をはぐくみ・・・・・
未来に繋いで生きたいと、思っています





私:「そしてね、お母さんの大好きだったその川は・・・・・
地域の道路の舗装化や、下水と用水路の整備など・・・・・
街の近代化計画の御蔭で、コンクリートで固められてしまうことになったの。

自転車でしょっちゅうすっ転んでケガした、でこぼこの砂利道が舗装され、平らになる事とか・・・・
雨が降るたび、ドロドロの水溜まりになってしまう小道が、舗装されて綺麗になるのは良い事のような気もしたし、
おうちの、臭いぼっとん便所(笑・ごめんなさい)が、綺麗な水洗トイレになるらしいのは、とても嬉しかったけど・・・

やっぱり、四季折々の花であふれる小路や小川がなくなってしまうのは、とても悲しかったなあ・・・・・

息子:「便利さをとれば、自然がなくなってしまう・・・・・
昔から、難しい問題だったんだね。」

私:「うん。そして、ついに川をコンクリート化する日が決まってね・・・・・
ある時、川の生物の命を惜しむ近所の人たちが、総出で川をさらってね・・・・・
たくさんの命をすくいあげ、近所の川や田んぼに、放してあげたの。

そして小川の底をさらいながら、大人たちはね・・・・・
「きっと 『小川の主(ヌシ)』 が出てくるだろうから・・・・・
みんなで丁重に弔おう」 と話していたのよ。
そうしたら小川の橋の、底の底から、本当に50cmは超すだろうという、とても大きな鯉やナマズが上がってね。
 
みんな口々に、
「ごめんなさい」「すまんなあ」「恨まんでなあ」と言いながら・・・・・
小川のヌシ達に、手を合わせて拝んだのよ。

そしてみんなで小川のヌシ達を、近所の川魚料理屋さんに運び・・・・・
丁重なお弔いと料理を頼んで、鯉はアライや味噌汁に、ナマズは唐揚げに調理してもらって・・・・・
近所のみんなにふるまったの。
そして今まで、田んぼと川を、見守り続けてくれた、『小川の主』達に感謝しながら・・・・・
みんなで食べさせて頂いた、あの日の事を・・・・・
お母さんは、きっと一生、忘れられないなあ。」



DSCF0029-w400.jpg 




私:「やがて小川は、こんな風にコンクリで固められてね・・・・・
綺麗な用水路に整備されてしまったの。
そしてその年から、ホタルがパタリといなくなってしまってね・・・・・
ホタルの幼虫が、あの小川に育てられていたことを知ったの。
本当に悲しかったなあ。」

ホタルがいなくなってしまい、とても悲しかったけど・・・・・
イナゴやトンボやシラサギたちは、まだまだいたの。
でも【空中農薬散布】と言って、ヘリコプターから農薬を撒く事が始まったらね・・・・・
そうゆう虫も鳥たちも、ほとんどいなくなってしまったのよ。

近年、農薬の健康被害が取りざたされるようになってから、さすがに空中農薬散布はやめてもらえたけど・・・・・
あの白い粉は、お母さんも、本当に苦しかったわ・・・・・ 
もう絶対に、2度として欲しくないわね。」




子ども達と、こんな話をしていると・・・・・
いつもあっという間に、時が過ぎてしまいます(笑)

子ども達が、話の続きを聞きたがるのを、
またねと制して家事を再開したり・・・・・
寝かしつけたりする事も・・・・多い日常です(笑)
本当に、子ども達には、
伝えたい事、教えたい事、話したい事が、山の様にあります・・・・・


これからもこうして、子ども達との日常生活や、日常会話の中で、
自然の豊かで美しい姿、畏怖すべき姿を伝え、
私たち人間が、地球や太陽や月や自然・・・・・世界のすべてから、
からどれほどの恩恵を受け、生かされているかを教え、
時には、本物の大自然とふれあい、
その畏れと喜びと楽しみを、分かち合いながら・・・・・

地球の未来について、真剣に考えて生きたい
すべての命を愛することについて、伴に学んで生きたい・・・・・
そんなふうに、思っています。




そうやって、自然の大切さを、子ども達に伝えてゆくことが・・・・・
自然環境を守るための
生活、消費、産業、企業をアタリマエに選択してゆく
健全な大人を育成することとなり・・・・・
健全な大人達は、やがて健全な社会を創造してゆくでしょう

子どもの頃、家族と一緒に見た、ホタルで輝く美しい田んぼ・・・・
そんな光景を、我が子達にも、見せてあげたい。

そうゆう親心が、その想いが・・・・・
子ども達のため、孫達のため、次世代、未来のために・・・・・
また日本のあちこちで、ホタルが見られるような、
美しい自然を再生しようという、
情熱となり、エネルギーとなってゆくことでしょう


 だから私達が、
祖父母達や両親達から、伝えられた想いを、
次世代に大切に伝え・・・・・
そして私達の時代の人間が、
文明と引き換えに、地球を自然を破壊して、
目隠しをしながら、自滅への道をひた走ってきた、
愚か者であった事を、
正直に伝える、勇気と強さをもち・・・・・

そうやって、多くのあやまちから学んできた、
たくさんの先人達の、偉大な智慧と叡智の結晶を、
次世代にあますことなく継承し・・・・・

代々の人々が、その結晶を・・・・・
いのちのともしびを、決して絶やすことなく
この碧く美しい星を護りながら、幸せな未来を生きて欲しいと 
そう願わずに、いられません・・・・・







 



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2012-06-20 02:40 | カテゴリ:地球環境・自然
ジャンル:日記 テーマ:いま想うこと

もうすぐ、ホタルの季節ですね



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私が産まれ育った家は、見渡す限り、関東平野の田んぼに囲まれた・・・
野中の一軒家です。

そんな実家近辺では、毎年昭和の日(4月29日)頃になると、田んぼに水を張り、田植えが始まります。

すると、田んぼに水が張られた、その晩から、
げこげこげこげこげこげこげこげこ・・・・・という、
カエルの大合唱が始まります 

昨日まで、あんなにひび割れていた田んぼの、いったいどこに?
そんなにたくさんのカエルが、隠れていたの~~?? 
と感心するほど・・・・・ 一斉に、鳴き始めます。
(みんな土中深くに隠れてるのでしょうね~) 
 
それからは毎晩・・・・・ものすごい大合唱が続きます☆

このカエルの大合唱は、私が子どもの頃から今も変わらない・・・・・
数少ない、夏の風物詩の一つです。

聴き慣れない人には、耐え難い騒音と思いますが(笑)

聴き慣れた人には、心懐かしくなる、素晴らしき、子守歌なのです




それから、私が子どもの頃は、毎年夏になると・・・・・
目の前の田んぼが、ホタルでいっぱいになりました。
 
カエルの大合唱と、ホタルの光 

そして網戸には、カミキリ虫やクワガタ虫・・・・・時々カブト虫も、飛んできました。

私はこのホタルには、とても忘れ難い、懐かしい想い出があり・・・・・

今日はそのお話など、書かせて頂きたいと思います。




古来日本には、畳と布団という、素晴らしい文化がありますね。

幼いお子さんの居るご家庭では、今も御家族で、「布団に川の字」に眠る習慣が残って居るのでは・・・と思います
(我が家も、数年前までは、そうでした・笑)

私が子どもの頃は、私の実家でも・・・・・もれなく8畳の部屋に布団を敷きつめ、家族全員で眠る習慣でした。

今と違うのは、当時は夏になると・・・・・その布団の上に、『蚊帳(かや)』 というものを、吊るした事でしょうか。


蚊帳
2.jpg  
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9A%8A%E5%B8%B3
蚊帳(かや)とは、蚊などの害虫から身を守り、安眠するための道具です。
エアコンや扇風機等の空調設備が整い、窓を開け放し眠る機会が減り、
殺虫剤や防虫剤など普及するに従い、その姿を消しつつありますが、
近年エコロジーの観点から、見直されつつあるようです





ある夏の日の夕方、当時5歳だった私と、8歳の兄と2人で・・・・・虫かごの中に、山ほどたくさんのホタルを、捕まえてきました。
 
そして夜眠る時、そのホタルをぜんぶ・・・・・蚊帳の中に放ったのです
 
兄と私は、蚊帳の中で、その幻想的な光を見つめながら・・・・・
(当時1歳だった弟も、不思議そうに見ていたような記憶があります。)

色々な話をしながら、仲良く並んで眠りについた想い出は・・・・・
一生の宝物です。




しかしこの蚊帳ホタルは、両親にはすこぶる不評で・・・・・

母からは、「朝、蚊帳を畳む時、ホタルを逃がすのが、ものすごく大変だった。」と小言を言われ、

父からは、「もともと寿命の短いホタルの寿命を、さらに縮めてしまうし、繁殖に影響するといけないから、たびたびはしないように。」と、釘を刺されてしまいました。

ですから、蚊帳ホタルは、その後もう二度と、しませんでしたが・・・・・

あの夜の光景は、今も胸に焼き付いています 




それから、その年の夏の終わり頃・・・・・父の父(私の祖父)が、病気で入院しました。

私の祖父母は、4人のうち3人が、私が誕生する前に、既にこの世を去っていて・・・・・

私にとっては、たった一人だけ・・・・・この世で出逢えた、大切な、大好きなおじいちゃんでした。

その大好きなおじいちゃんが、手術して入院していると聞いた兄と私は・・・・・

今度は水槽型の虫かごの中に、田んぼの土と水と稲を入れて、ミニ田んぼをつくり、

その中に、また山ほどたくさんのホタルを捕まえて

夕方おじいちゃんの病室に、母と一緒に、お見舞いに行きました。

消毒と、薬の臭いが充満した、病室のベッドの上で・・・・・

虫かごの中で光る、たくさんのホタルを見たおじいちゃんは、とても喜び・・・・・

私と兄の頭を、何回も何回も、撫ぜてくれたように、記憶しています。




そしてその年の冬・・・・・大好きだったおじいちゃんは、天国に旅立ってしまいました。

柩の中に眠るおじいちゃんの、顔のすぐそばに、白くて大きな菊の花を入れてあげた時・・・・・

消毒臭い病室の中で、ホタルを見て嬉しそうに目を細めた、おじいちゃんの笑顔を想い出しました。

そして、お葬式が終わったあと・・・・・私と2人きりの時、父がぽつりと

「お父さん、お母さんもお父さんも、とうとういなくなっちゃった・・・・・ひとりきりになっちゃって、かなしいなあ。」と言ったのを聞いて

「あたしはずっとお父さんのそばにいるよ!だからだいじょうぶ・・・・・おとうさんは、ひとりなんかじゃないよ!!」と

心の中でそう叫び、父に抱きついて泣いた事を・・・・・昨日の事のように、憶えています。





私は夏になると、このホタルの想い出話を・・・・・2人の子ども達に、よく話して聴かせます。

「あなた達にも、漆黒の田んぼの中で、うつくしく輝くホタルの光を・・・・・いつかきっと、見せてあげたいな。」

「生涯に一度は・・・・・蚊帳ホタルも、悪くないよね??(笑) 」

「満天の星空に、ホタルの光を探して・・・・・いつ家族で、山奥にキャンプに行きたいね

そんな夢を話すと、子ども達は、とても喜びながら・・・「でもどうしてホタルがいなくなってしまったの?」と、尋ねてきます。

そんな時私は、<用水路の整備>と<農薬散布>が始まってから、地元のホタルが居なくなってしまった事・・・・・ その事実を、率直に話します。

子ども達から、「用水路の整備って、なに? 農薬散布って、なに?」と聞かれれば・・・・・さらに話が広がります。

次回は、この用水路の整備と、農薬散布の想い出について、書かせて頂きたいと思います。