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2012-06-07 04:54 | カテゴリ:育児
ジャンル:日記 テーマ:いま想うこと

俺が、世界中で、一番おっかないのは・・・・・
うちのおふくろさんだね。

 (俺が、世界中で、一番こわいのは、自分の母親だね。)


幽霊も、かあちゃんも、おっかないけど・・・・・
やっぱりおふくろさんが、一番おっかないよね。
(幽霊も、奥さんも、こわいけど・・・・やっぱり自分の母親が、一番こわいよね。)



上記は、ビートたけしさんの、セリフです。

随分前になりますが・・・・・たけしさんが、テレビでこう言って笑っていた姿が・・・・・とても印象に残っています 。

私は、ビートたけしさんのこのセリフが、大好きです

実は私自身の母親も、相当おっかいない、おふくろさんです。

私の母のおっかなさについては・・・・・おいおい書いてゆこうと思いますが(苦笑)

でも私は、そんなおっかない母親が・・・・・やっぱり、いまでも大好きです。





私は、もの心ついた、4~5歳の頃から・・・・・

「人は何のために、生まれてくるのだろう?」 

「自分は何のために、産まれてきたのだろう?」

「一人の人の小さな行いに、なぜ世界の未来を変える力があるのだろう?」

「どうして人は死に、なぜ人によって、寿命が違うのだろう?」  

・・・・・そんな事ばかり考えている、少し変わった?子どもでした(笑)
 


自分の母親のことも、とても冷静に観察していた部分があり・・・・・

母が、子どもに対して、躾のために『叱る』時と、

母自身、感情が抑えられず、『怒る』 時と・・・・・

その区別を、とても明確に理解していました。

そして、母自身の感情で、理不尽に怒られるのが、とても嫌だった私は・・・・・

『私は、お母さんのような母親には、絶対に、成らない。』

自分の母親を、真正面から睨みつけ、そう宣言した幼き日の事を・・・・・昨日の事のように、覚えています(笑)

私のこの宣言は、母もよく覚えているようであり・・・・・

「あんたは、私のような母親には、成らないんでしょうから。」

今でも、時々ちくりと・・・・・そう言われることがあります(苦笑)




私が、「お母さんのような母親には、絶対に、成らない。」と宣言したのは、

当時私の母親は、躾のためには、体罰が絶対必要、という考えだったからです。

私が幼い頃は、母の姉が、子ども(私の従兄弟)と一緒に、夏休みのたび・・・・・我が家に泊りがけで、遊びにきました。

そして母の姉は、私の母が子どもに体罰するのを目撃するたび、

「どうしてぶつの? ぶたなくても、言えばわかるでしょう。」と、母を諌めてくれました。

しかしそんな姉に対し、私の母は、

「子どもなんて、犬畜生と同じ。何度言ってもわからないから、ぶって身体に教え込むしかないのよ。」

そう反論するのでした。

今にして思えば、その頃の母は・・・・・重症の育児ノイローゼを、患っていたように思います。
私の出産時、医療ミスで後産を失敗された母は・・・・・とても病弱になってしまったそうです。
その病弱な体に子を授かり・・・・・通院や入退院を繰り返し、やっと産まれた弟は・・・・・やはりとても病弱でした。
その病弱な弟が、通院や入院や手術を繰り返すたび・・・・・母は、更に心身を病んでいったのかもしれません。
この件については、また別の機会に、書かせて頂きたいと思います。(06-07/23:14追記)



そんな私の母は・・・・・母自身が子供の頃、自分の父親から、頬に特大の平手打ちをくらい・・・・・それ以来、ビンタされた方の耳が、聴こえなくなってしまったそうです。

しかし母は、「ビンタされたのは、自分が悪かったから。耳が聴こえなくなったのも、自分のせい。」と言い・・・・・私は母の口から、自分の父親を恨むような事は、一度も聞いたことがありません。

私は、自分の非を受け入れ、父親の暴力を、恨まずに生きてきた母は・・・・・とても立派だと思います。

しかし、父親の暴力を正当化し、暴力は躾だと信じ・・・・・我が子にも、体罰を課してきた母の行為は、私には認められませんでした。

ですから私は、「自分の子どもには、絶対に体罰をすまい。」と、幼き心に、そう固く誓い・・・・・

「私は、お母さんのような母親には、絶対に、成らない。」と、宣言したのでした。




しかし私の母は・・・・・子ども達を叱る時、体罰をしながらも、たびたびこう言ってくれました。

「あんた達を叱るのは、あんた達が憎いからじゃない。可愛いから、叱るんだ。
もし余所様の子が、同じ事したって・・・・・私は叱らない。 余所様の子は、余所様の親が、叱ればいい。
私は、あんた達に、立派な大人になってほしいから・・・・・例えに憎まれてでも、厳しく叱る。それが、母親の役割だと思うから。」

私は、母のこの言葉に感動した、幼き日のことを・・・・・今も忘れる事が、出来ません。

ですから私は、母の体罰は認めませんし、余所様の子は叱らないという方針も、どうかと思いますが・・・・・母が我が子を、厳しく叱ってくれた事自体は、とてもありがたく思い・・・・・そんな母を、今も敬愛しています。




そのような経緯があり・・・・・私は自分の子どもが誕生した時、「私は、決して体罰はしない。だけど、駄目な事は駄目と、厳しくも優しい声で子どもに諭す・・・・・そんな母親に成りたい。」と、そう心に誓いました。

その誓い通り・・・・・私は、初めての子である長男には、我ながら非常に根気よく躾をし・・・・・体罰や、声を荒げて怒鳴りつけるような叱り方は、ほとんどしませんでした。

御蔭様で、長男は、「どうやって育てたら、こんなに穏やかで優しい子が育つの?」と、複数のママ友達に尋ねられるほど・・・・・とても穏やかな、優しい子に育ちました。

そんな自慢の長男でしたが・・・・・引っ越しをきっかけに、小学4年生から転入した、新しい小学校で、【いじめ】に合うようになり・・・・・【いじめ】について、親子で様々な対応を、考えさせられるようになりました。

この【いじめ】の経験については・・・・・いずれまた、詳しく記事に出来たら良いなと、思っています。




そして長男が5年生になった時、初めて・・・・・「男性の先生」に、担任をして頂くことになりました。

それまで長男の担任は、全て女性の先生でしたので・・・・・男性担任M先生の、視点や意見はとても新鮮で・・・・・たくさんの参考になる意見を、頂戴する事が出来ました。

そのM先生から伺った意見の中で、最も私の印象に残っているのは・・・・・
「お母さん、息子さんに、厳しさを教えてあげて下さい。」という言葉でした。

それまで私は、ママ友たちからも、「MYUさんが、声を荒げて子どもを叱りつけてる姿は、全く想像出来ないわ。」とたびたび言われる通り・・・・・極力、体罰や怒声を用いない、子育てを心がけてきました。

しかし5年生1学期の、6月上旬に行われた個人面談で、男性担任M先生に言われた、上記の言葉は・・・・・私の心に、とても深く響きわたるものでした・・・・・




個人面談で、ひと通りの話が済んだ後、M先生は・・・・・5年生のクラスでも、息子に対する陰湿な【いじめ】があることを、率直に教えて下さいました。

私は、その【いじめ】は、息子が転校してきた4年生の時から、ずっと継続している事・・・・・しかしこれも、『学び』の良い機会と思い・・・・・親子で様々に話し合っている事などを、伝えました。

するとM先生は、「長年教師をしておりますと・・・・・子どもさんを見れば、親御さんの姿が想像出来るといいますか・・・・・どんな叱り方で、どんな躾をされてきたのか・・・・・だいたい、予想がつくんですね。」

「今日、お母さんにお会いしてお話を伺って、やっぱりと思ったんですが・・・・・息子さんは、本当に穏やかで優しくて、今時めずらしいくらい純粋で・・・・・私は、息子さんが大好きなんです。」

「ですから、私のクラスにいる間は、私が全力で、息子さんを、【いじめ】から、護ります。」

「しかし、お母さん・・・・・中学に行ったら、もっと厳しいですよ・・・・・ですから、今のうちから息子さんに、是非、『厳しさ』 を、教えてあげてほしいんです。」

「いま日本では、年間の自殺者が、3万人と言われています・・・・・お母さん、どうかこの事実を忘れず、心を鬼にして・・・・・息子さんに、『厳しさ』 を教えてあげて下さい。」




「年間の自殺者が3万人」という、M先生の言葉は・・・・・それまでの私の考えを、根底から覆すほど・・・・・とても衝撃的なものでした。

「確かに、そうかもしれない・・・・・」 私は、様々に考えをめぐらせ・・・・・これまでの育児方針を、変更せざるを得ないと・・・・・そうゆう結論に、至りました。




少し話が脱線しますが・・・・・基本的に、私自身は、怖いもの知らずです。

というのも、私自身が中学生の時、母校がひどく荒廃し・・・・・スクールウォーズ(ドラマ)も、真っ青な状態でした。

授業中の廊下を、パラリラパラリラと、バイクが走り回り・・・・・包丁を持った学生が、校内をうろつき・・・・・

窓ガラスが、一枚残らず割られた旧校舎は・・・・・放火によって、跡形もなく焼失してしまいました。

そして、私の教科担任だった女性教師や、小学校の頃からの友達は・・・・・決して許されない暴力を受け・・・・・人知れず、学校から去って行きました。

そうやって、学校を荒廃に追い込んだ、不良学生たちの多くは・・・・・小学時代を共に過ごした、私の友人たちでした。

彼ら彼女らの暴力は、決して許せませんでしたが・・・・・そんな彼ら彼女たちでも、サシで話をすれば・・・・・昔と変わらない、人懐こい笑顔を見せるのです。

そして、とても友情に篤く、律儀で優しい一面も見せ・・・・・暴力をふるい、学校を荒廃に追い込んだ彼ら彼女らと、友情に篤く、律儀で優しい彼ら彼女ら・・・・・一体どちらが本物なのか、混乱するほどでした。

しかし、彼ら彼女らに、共通しているのは・・・・・「常に、当たり所のない、怒り」を持っている事でした。

この件に関しては、また改めて書かせて頂きたいと思いますが・・・・・

とにかく、このような経験もあり・・・・・私には、本物ヤクザになった友人や、組長の奥さんになった友人など、色々な友人があります・・・・・ですから息子にも、いじめっこが、悪い人とは限らない事等々・・・・・常々、話してきかせています。

私が知る限り、ツッパリやいじめっことは・・・・・基本的に淋しがり屋なのです。

ですから、子ども達には、ツッパリやいじめっこ達とも、心を開いて仲良くする事を、いつも教えています。

万引きしてるいじめっこを目撃したら、「そんな事したら、君の将来に、傷がつくからダメだよ」、と諭してあげるべきだし、

感情がコントロールできなくなってしまったツッパリと居合わせたら、ちょっとボケて笑いを誘ってみたり、冷たいジュースを差し入れたり・・・・・少しでも、リラックスさせてあげたいと、そう思う「優しさ」が大切で・・・・・例えその時、感情の高ぶりのあまり拒否されたとしても・・・・・必ず後で、何かしら、伝わっているものです。

どんな悪ぶってる人間にも・・・・・感情がある限り、必ず良心があります。

ですから、すべての人に、すべての人の良心を信じ、大切にしてほしいと・・・・・常にそう願っている事を、子ども達にも、度々話して聞かせています。




また私が育児方針として、最も大切にしている事は、

子ども自身に、『 自分自身で、生きる力 』 を、身につけさせることです。

親は、順番として、先に死にゆく存在であり・・・・・いつまでも、子どもを庇護してあげる事は、出来ません。

ですから、いつ親である自分が先立っても、あの世から後悔しないような・・・・・そんな育児を、心がけています。

その中でも、最も大切にしていることは・・・・・

『世の為、人の為、自然の為・・・・・他の為に働く事に喜びと生き甲斐を感じ・・・・・結果他に喜ばれ、信頼され愛される、真の幸せを知る人になってほしい』 ということです。

ですから我が子達には、『世の為=社会の為』  『人の為=人類の為』 『自然の為=地球環境保全の為』 に、働く大人になってもらえれば・・・・・どんな学歴でも、どんな職業に就いてもらっても、結構。あとは、本人の希望次第・・・・・と思っています。

しかし、どんな職業に就いても・・・・・やはり他に喜ばれ、信頼され、愛されるという人間関係無くては・・・・・真の幸せを感じる事は、とても困難と思います。

ですから、どんな人とも・・・・・「対等に話合う事」が、出来るように・・・・・私自身が、子ども達にとって、世界で一番おっかない、おふくろさんとなり・・・・・子ども達の対人能力を、鍛えてあげよう・・・・・M先生のお話の御蔭で、そんなふうに、思うようになりました。





いま私自身が、職場で働いていても・・・・・ちょっとした手違いを、ミスと勘違いし、威圧的に叱責してくる人・・・・・また、お互いの意見の相違を、威圧的な態度で、一方的に押し切ろうとする人・・・・・そうゆう人は、社内にも、お客様にも、いくらでも居るものです。

その時、相手の威圧的な態度にびびって、自分の意見をちゃんと言えないようでは・・・・・ますます問題が広がり、誤解が深まり・・・・・ちょっとした手違いや、意見の相違が・・・・・後々まで引きずるような、大きなトラブルとなってしまう事も、少なくないのです。

私の母は、子ども達が大人になってからは、さすがに体罰をする事はありませんが(笑)
ちょっとした意見の相違のたび・・・・・非常に威圧的・感情的に叱責してくる事が、ままあります。

私自身は、自分の母親を始め、威圧的・感情的な態度をとってくる人にも・・・・・なるべく自分自身の本心・本意を、うまく伝えられる様、色々と努力しているつもりなのですが・・・・・

息子には、そうゆう人・・・・・他人に威圧的・感情的な態度をとる人に、ならないでほしいと思うあまり・・・・・優しく接し過ぎてしまった自分に、気が付きました。

私の願い通り、穏やかに、優しく育ってくれている息子ですが・・・・・

ひとたび社会に出れば・・・・・他人に威圧的・感情的に接してくる人が・・・・・まだまだゴマンといるのが、社会の現実なのです。

このままでは、優しすぎる息子は、もしかしたらそんな社会に対応出来ず・・・・自分の言いたい事も言えず、人間関係に悩まされ、働くことの出来ない、可哀想な大人になってしまうかもしれない・・・・・そして最悪は、年間3万人の自殺者の中に、含まれてしまうかもしれない・・・・・

M先生は、きっとそれを心配して、「息子さんのため、心を鬼にして、厳しくしてあげて下さい。」と、そう教えて下さったのだろう・・・・・と、とてもありがたく思いました。




それ以来私には、『おっかない、おふくろさんモード』スイッチが装備され☆

スイッチ一発で、ヤンキーかあちゃんも真っ青の、おっかないおふくろさんに、変身するようになりました(笑)

前出した通り、ツッパリの言動は、よく知っていますし、

学生時代は、演技に憧れ・・・・・スケ番刑事(ふるっ!)のアフレコなんかも、お手の物(大笑)でしたので、

時々、おっかないおふくろさんに変身して・・・・・子ども達の様子を伺いながら、ビシバシと鍛えています☆

5月29日、「社会のルール」記事にも・・・・・娘を、威圧的に叱責した事を、書かせて頂きましたが、

そんな私の威圧的な叱責にも負けず・・・・・自分の意見を伝えようと、がんばった娘の成長を・・・・・本当に、嬉しく愛おしく、思っています

実際娘は、昨年1年生の時・・・・・学内で3本の指に入ると言われる、厳しい指導をして下さる先生に当たり・・・・・

先生の厳しさのあまり、登校拒否をする子どもさんまで、居たくらいなのですが・・・・・

娘本人は、「担任の先生?? まあ厳しいことは厳しいけど・・・・・うちのお母さんほど、怖くはないよ☆」 と笑って言ってくれた事を・・・・・私は今も、とても誇りに思っています




子ども達を、世界で一番愛しているから・・・・・

子ども達にとって、世界中で一番おっかない、おふくろさんに成りたい・・・・・

子ども達が、将来どんな <曲者・難物> に、出逢ったとしても・・・・・

「うちのおふくろさんの方が、よっぽど怖かったよ」 と、

そう笑って言えるような・・・・・そんな母親に成りたい。

でも子ども達が親になる頃には、そんなおっかない、おふくろさんが居なくても・・・・・大丈夫な世の中になっていて欲しい・・・・・




深き愛情と、深き厳しさを、共存させる事。そしてそれを、子ども達に伝えてゆく事・・・・・今の私にとって、とても大切な、課題です。











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2012-05-29 18:03 | カテゴリ:育児
ジャンル:日記 テーマ:いま想うこと

先日、おうちで、家族の誕生日パーティーをしました

娘と相談して、メインのメニューは、手巻き寿司に決定

それから、将来の夢は「パティシエ=スウィーツ職人」の娘と一緒に、ケーキを焼くことにしました。

娘と一緒に、15時からお買い物に出かけます。

16時に帰宅して、まずはスポンジ生地をつくります。

卵4個と砂糖120gを泡立て、ふるった小麦粉120gと、
温めた牛乳小さじ4に、バター20gを入れてつくった、溶かしバター液を、
生地にさっくりと混ぜ込み、
予熱した170℃のオーブンで、約35分間焼き上げます。

生地に溶かしバターと牛乳を入れることで、まるでケーキ屋さんのスポンジのような、 しっとりと、美味しいケーキ台が、焼きあがります


表面はこんがり
                    
 
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中はキメ細かくしっとり

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ふくらみも、均一に上々

今回も、とても美味しそうなケーキ台が、焼きあがりました



デコレーションは、生クリームが溶けないよう、ケーキ台をしっかり冷ましてから、開始します。

17時にスポンジが焼きあがりましたので、ケーキ台を冷ます間、 私は息子と一緒に、中学校の夏の制服の買い物に出かけました。

18時に帰宅すると、スポンジ生地は、程よく冷めています。

夏服を購入した息子は、それから塾に出かけました。
帰宅は20時半過ぎです。

パーティーの開始予定は、息子が帰宅した、20時半~

少し遅い開始時間ですが、家族全員が揃う事を、優先します。



18時過ぎから、手巻きずしの支度と、ケーキのデコレーション準備を、開始しました。

デコレイト用の生クリームは、純動物性42%   

植物性とは、やはり風味も舌触りも、まるで違います。

ケーキ台が21cmとおおぶりなので、今回は奮発して、3パック購入しました。

粉砂糖を加えた、生クリームの泡立ては、泡だて器におまかせして・・・・・

お手伝いをしたくてたまらない、パティシエ願望の小学2年生の娘に、 いちごとキウイなど、フルーツのカットをお願いしました。



私:「いちごのヘタは、こう切って・・・・・あとは縦3つに、こうやってスライスしてね。」

私が一度カットのお手本をみせてあげると、娘はちゃんと真似をして、とても上手に切ってゆきます。


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私:「いちごは、半分ケーキの間にサンドして、残り半分は上に飾るから、飾る分を切らないでとっておいてね。」

娘:「はあい

いちごのカットを娘にお願いした私は、その間手巻き寿司の準備をしていました。



娘:「おかあさん、いちご切り終わったよ 次はキウイも切っていい?」

私:「うん、じゃあいま、キウイの皮を剥いてあげるね。」

私がそう言うと、娘の顔が曇ります。

私の内心: (ん?キウイの皮も、剥きたいのかな・・・・・でも今はまだ、ちょっと無理ね。)

私:「キウイの皮剥きは、つるつるすべってとっても危ないから、あなたの手がもっと大きくなったらお願いするわね。 そうね・・・・・4年生くらいになったら、挑戦してもらおうかな?楽しみにしていてね。」と言いました。

娘が 「うん!」 と言って、にっこり笑います。



キウイも上手に切り終わり、生クリームも、ほどよく泡立ちました。

手巻き寿司の準備も、一段落しそうです。 時間は、19時半頃。

私:「あと1時間したら、パーティーを開始するから、そろそろケーキのデコレーションをはじめようか?」

娘:「わーい

私:「じゃあ、まずスポンジを、こうして横半分、2枚にスライスしてね。
1枚目にクリームをたっぷりぬって、フルーツをサンドして、またクリームをたっぷりぬって、2枚目を重ねるのよ。」

いつの間にか夫がやってきて、ケーキをつくる私や娘を、動画やカメラに撮影しながら、眺めています。



娘にデコレーションの仕方を説明しながら、カットされたフルーツを、確認してみたところ・・・

私:「あれ?飾り用のまるごといちごが、5個しか残ってないよ?」

娘「え? ・・・・そう?」

私:「お母さん、上に飾る分は、スライスしないでとっておいてって、言ったよね?」

娘:「・・・・・・・あたしは、飾る分は、それで充分だと思った。」

私:「え~~?? 5個じゃあちょっと、足りないな~~。貧相な飾りのケーキになっちゃうよ??」

娘:「・・・・・・・・・・・・・」

私の内心:(いちごをカットするのが楽しくて仕方なくて、半分の見当が、わからなくなっちゃったのかな・・・・・
予めいちごを半分に取り分けてから、渡してあげればよかったな・・・でもこの機会に、仕事の厳しさを教えなきゃ)

すると私の中の、「おっかないおふくろさんモード」スイッチが、ぷちっとONしました。

途端に私は、威圧的な怖い口調になり・・・・・そして仁王立ちしたまま、娘に言い放ちます。



私:「いちごは1パックに、20個くらい入っていたよね。半分て言ったら、10個くらいだよ?ちゃんと数えたの?」

娘:「・・・・・・・・・・」

私:「次からは、切る前にちゃんと数えて。半分くらいって言ったら、ちゃんと半分残しておいてね。」

娘:「・・・・・・・・・・」

私:「わかったのなら、お返事は?」

娘:「・・・・・・・・・・」

私:「お返事出来ないのなら、もうあなたには、フルーツのカットは頼めないよ?」

娘:「・・・・・・・・・・・」

私:「仕事でミスをした時は、素直に謝って、次から気を付けますと、ちゃんと言える人にならなきゃいけないよ。
仕事でミスをしたのに、謝りもせず、ふてくされて、それで済むと勘違いしたまま、大人になってしまうと・・・・・どんな職場にも適応する事が出来ない、はたらくことの出来ない、可哀想な大人になってしまうんだよ。」

「今の世の中には、謝る事の大切さを教えられず、甘やかされ育てられた、可哀想な大人がたくさんいるけれど・・・・・はたらく事の出来なくなってしまった大人は、庇護してくれる親がいなくなった時・・・・・一番困るのは、本人なんだよ。」

「お母さんは、あなたに、はたらくことの出来ない、我儘な大人になってほしくないの。みんなに信頼されて、たくさんの仕事を頼まれる、大人気パティシエになって、幸せになってほしいのよ。」

「それには、創作が上手なだけでは駄目。いくら創作が上手でも、仕事でミスをした時に謝れない人は、いずれみんなの信頼を失い、誰からも相手にされなくなるんだから。」

「お母さんが、いつもこうゆうお話、お兄ちゃんにしているの、あなたはずっと横で聞いてきたのだから・・・・・
本当は、ちゃんとわかってるよね?」

「わかっているのなら、きちんとお返事をして頂戴。心の中でわかっていても、黙っていては駄目なのよ。
きちんと、自分の気持ちを、相手に話して伝えることが、とても大切なの。
そのために、人間には、お口と言葉が、与えられているのだから・・・・・
人として、一番大切な事なのよ。」

私:「さあ、お返事・・・・・出来るかな??」

娘:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



それでも黙っている娘の顔をよく見てみると・・・・・娘もとても怖い顔をして、私の事を睨みつけています。

私の内心:(・・・・・この子は何か、言いたいことがありそうだ・・・・・一体何が言いたいんだろう?)

そこで私は、威圧的な仁王立ちをやめ、膝をついてしゃがみ込み、娘より下からの目線で、娘に語りかけました。

私:「お母さんは、あなたが失敗したことを、責めているのではないのよ。
失敗は、誰にだって、あるんだよ。
だからこそ、大切なのは、失敗した自分を、ちゃんと認める事なの。」 

「失敗した自分をちゃんと認めて、素直に謝れる、勇気と強さを持つ事・・・・・それが、とっても大切な事だって、
RUNE・・・あなたは、本当はわかっているよね?」

「お母さんは、<だってあたしは悪くなかった>とか、<だって仕方がなかった>とか言って、自分の過ちから逃げようとする、<弱虫>が、大嫌いなのよ・・・・・あなたはそれを、とてもよく知っているよね?? 

「お母さんは、RUNEが大好きだからこそ・・・・・あなたに、そんな弱虫に、なってほしくないのよ・・・・・」



私はそう言って娘を引き寄せ、一度ぎゅっと抱き締めてから膝の上に座らせ、娘の手を軽く握り、顔を見ました。

すると娘は、
「・・・・・だって、だって、お母さんが・・・・・あたしは、あたしは・・・・」
と言って、私の顔を見詰めながら、 大粒の涙を、ポロポロポロポロと流し始めました。

私の内心:(私を真正面から見据え、涙を流すとは・・・・・いい面構えだわ。
それにしても・・・・ この子は一体、何が言いたいんだろう・・・・・
「だって、お母さんが」?? この子の心を、知りたい・・・・・)



私:「RUNEのおめめから、涙が出てきたね・・・・・それは、どうしてかな?」

娘の涙に、胸がいっぱいになりながら・・・・・それでも私は、娘に語りかけました。 

「お母さんも、自分の母親・・・・ばあばに叱られた時、自分の失敗が悔しくて・・・泣いた事が、たくさんあったよ。」

私の内心:(今でもばあばに叱りつけられて・・・・・泣けてくる事が、たくさんあるのよ・・・・・)

私:「自分の失敗が悔しい時は、いっぱい泣きなさい・・・・・・自分の過ちを認める涙は、たくさん流せばいい。

でも、お母さんは私のことなんか、ちっともわかってないってゆう悔し涙なんだったら・・・・泣いてばかりでは駄目。」 

「言いたい事があるのなら、泣いてばかりいないで・・・・・自分の気持ちを、ちゃんと話して伝えなさい。
ちゃんと話さなければ、相手には、何も伝わらないのだから。」

「だって、お母さんが・・・・・どうしたの? 
あたしは・・・・あたしは・・・・・どうしたかったの?」

娘:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

私:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



するとそれまで、2人のやり取りを、じっと見ていた夫が・・・・・ ぽつりとこう言いました。

夫:「最初に、どんな飾り付けにしたいのか、2人でよく相談すればよかったんだよな。
お母さんは、半分サンドして、半分飾るつもりで、RUNEにカットをお願いしたんだろうけど・・・・・」

「RUNEは、飾りは5個で十分と思って、あとはみんなカットしてしまったのかもしれない。
だから最初に、どんな飾りにするかよく相談して、何個残すのか、予め決めておけば良かったんだよ。」

私の内心:(なるほど、そうかもしれない・・・・・この子はとても想像力が豊かで、斬新なデザインを発想したりするのが得意だから・・・
『まるごと飾るのは、5個で充分』の、この子なりの、飾り方のアイデアがあったのかもしれない)



私:「・・・・・そうだね。最初に飾り方をよく相談して、何個残すのか、ちゃんと決めておけばよかったね。

RUNEは本当に、上に飾るいちごは、5個で十分だと・・・・・そう思ったの?」

すると娘は、顔をくしゃくしゃにして、声をあげて泣き出しました・・・・・

私の内心:(・・・・・そうだったの。それが言いたかったのね・・・・・)

私の威圧的な叱責にも負けず、自分のきもちを伝えようと、一生懸命がんばった、RUNEの小さな心・・・・

この子の小さな心の中には、そんな強さが、すでに育っている・・・・・

私は娘の成長を、とても嬉しく思い・・・・・RUNEのがんばりを、誇りに思い・・・・彼女をまぶしくみつめました。

涙を流し続ける、娘の泣き顔が愛おしくて・・・・・今すぐ抱き締めてあげたかったけど・・・・・否。 

まだ、この子に伝えるべき、大切なことがある。



私:「・・・・・でもね、RUNE。
どんなに素適なアイデアが浮かんでも・・・・誰かに頼まれた仕事を、自分の都合だけで変更しては駄目なの。
そうゆう時は、必ず仕事を頼んできた人に相談して・・・・了承を得てから変更するのが、社会のルールなのよ。」

「もし、シンプルなケーキを注文してきたお客様に・・・・・斬新なアイデアが浮かんだからと言って、勝手に注文と違うケーキをつくって、渡したらどうなるかな? 」

「中には、びっくりして喜んでくれるお客様も、いるかもしれない・・・・・
でも、毎回毎回、お客様の希望と違うケーキを、勝手に創作してしまうパティシエがいたとしたら・・・・・
どんなに素晴らしいケーキをつくるパティシエでも、いずれお客様の信用を失い、誰もケーキを注文に来なくなる・・・・・それが、社会の現実なのよ。」

「だから、おまかせするよって言われた時は別として、頼まれた仕事がある時は、勝手に変更しない事。
変更したい時は、必ず相談する事・・・・・その社会のルールを、決して、忘れないでね・・・・・・わかったかな?」

娘:「うん、うん・・・・・お母さん・・・・・・・・」
そう言って、娘から、私に抱き付いてきました。



私:「さあ、じゃあ涙を拭いて。もうすぐお兄ちゃんが、帰って来るよ・・・・・急いでケーキを仕上げないと。」

娘:「・・・・・うん

RUNEが涙を拭いて、にっこりと笑いました。

その様子を見ていた夫が、よかったね、とぽつり言うと、パソコンに戻って行きました。

翌日は、家族で長瀞にお出かけする予定だったので、その下調べに、余念がないようです。



RUNEがカットしたフルーツを使い、ケーキを飾り付けるための、おおまかな相談をした後・・・・・

RUNEには、ハート型のデコレイトチョコに、ピンクのデコペンシルで、自由に文字を書いてもらいました。 

そして、手巻き寿司の準備も万端に整った頃、息子が塾から帰宅しました。

息子:「ただいま~~ あれ? ケーキ、まだ出来てないの?? じゃあ僕も飾り付け、一緒にやる~☆」

娘:「お兄ちゃん、お帰りなさあい。 いいよ~~ 一緒に飾りつけしよう~

私:「そうしたら、2人とも、手を洗ってきてね。 
 ここにサンドする分の、フルーツがあるから・・・・・お母さんが、スポンジにクリームぬったら、2人で並べてね。」



てんこもりに並べられたフルーツ♪

CIMG9421.jpg    

この上に更にクリームをぬり、スポンジで蓋をします


そして、てんこもりのフルーツと、クリームをたっぷりサンドしたケーキ台の表面に、さらにクリームをぬってゆきます。

私:「サンドするクリームは8分立て、表面にぬるクリームは9分立てと言って、少し柔らかめの状態にしておくの。 そうしないと、ぬるための動作で、さらに泡立ってしまうから・・・・・クリームに角が立つ、完璧に泡立った10分立て状態のものを、ぬりつけに使うと・・・クリームが分離してボロボロになり、不味くなってしまうのよ。」

「クリームは用途に合わせて泡立てながら・・・・・最後に絞り袋に入れて飾る時、10分立てにするの。
クリームの泡立ても、最初はたまご同様・・・・とても力が必要だし、時間もかかるから・・・・・お母さんは途中まで、泡立て器におまかせするの。」

「でも8分立て以降のクリームは、とてもデリケートに扱わなくてはいけなくて・・・・・本当に加減が難しいのよ。
だからRUNEには、もう少し大きくなってから、挑戦してもらうわね☆
今は、お母さんの手つきをよく見て・・・・・しっかりと、覚えておいてね。」

娘:「うん

そうやって出来上がったケーキが・・・・・5月26日の記事で紹介した、ケーキです。

シンプルなフルーツケーキではなく・・・・・
とっても華やかな、綺麗なケーキが、出来上がりました

夫も、すごく綺麗なケーキが出来たね~~ と、とても嬉しそうでした。


CIMG9443.jpg  

     


手巻き寿司パーティーの支度も出来上がり・・・・・ 

部屋の電気を消し、ケーキにローソクを灯してゆきます・・・・・



 CIMG9435.jpg   

   
 

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HAPPY BIRTHDAY TO YOU

~ あなたと 出逢えた奇跡に ありがとう ~




この世界に 誕生出来たこと あなたと出逢えたこと 伴に生きられること 

そのすべてが奇跡 

そんな奇跡の世界に 生かされてきた わたしの想い 

    
大切なあなたたちに

真心を込めて 伝えて生きたい 



   そうして 心と体と世界を 愛で結び

命と生命と世界のすべてを 紡ぎ繋いでゆくこと 



それこそが 

わたし達が この地球に 誕生した

最初で最後の奇跡


夢の途中